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モスキートデモニオン

モスキートデモニオン
小柄な体を持ち高速移動を得意とする怪人。非力だが口から伸びる針から様々な効果を持つ毒液を注入、吸引する能力を持つ。それとは別に、彼女の針によって貫通されたものは戻らないという地味に恐ろしい能力を持っていたりする。



「くっそー、この……ちょこまかと!!」

ブンブンと拳を振り回すが、それは全てひらりと回避された。

「ブンブーン、そんなんじゃハエが止まるわー。はーい、お返しにチクっと」

「っつ!?またおっぱいに!!」

攻撃を危なげなく回避した怪人は、返す刀で口元の針をエンジェリオンの胸へと突き刺した。
ちゅっとキスをするようにその中に毒液を送り込む。

「ぶぶーん、そろそろ良い感じに大きくなってきたわね」

ニンマリと目を細める怪人に、エンジェリオンは恥ずかしそうに両手で胸を隠した。
数度となく毒液を注がれた胸肉は肥大し、今にもスーツをやぶかんとしているようだ。

「くっそー、早く元に戻させてやる!!」

怒りに任せた乱暴な一撃をたやすく回避した怪人は、大ぶりの隙を突いて再び針を付き出した。
違うことなく乳首に突き刺さった針から毒液を注がれたエンジェリオンは、ついに体が言うことを効かなくなって崩れ落ちるように動きを止めた。

「くそ……ユリカが、いてくれたら……」

毒液に朦朧とする頭でそう言うが、仕方がない元はと言えば突発的な戦闘だったのだ。
それに不覚を取ったのは彼女自身の責任なのだ。

「ぶぶーん。もっと腕を磨くことねぇ。それじゃあ」

といって座り込んだ彼女の胸部装甲を引き剥がすと、その中から毒液で大きく肥大したおっぱいがまろびでた。

「んんー、これなら期待できそう」

その光景に笑顔を浮かべた怪人は、ぷっくりと膨れ上がっている乳首をつまみ上げるとその先端乳腺に針を突き刺した。
ごく細い針は多少の抵抗をうけただけでその後はスムーズに彼女の体内に侵入していく。

「そ、そんな……ボクのおっぱいの中に!?」

驚く彼女に怪人はムフフと笑う。

「そうよぉ、あなたのニプルバージン頂いちゃった。でも、こんなので驚いてちゃダメ。これからもっともっと大きいのも受け入れるようになるんだから」

そう言いながら怪人は彼女の胸の中から何かを勢い良く吸い上げた。

「んひぃいぃいひはぁん♥」

その快楽に白目を剥く彼女を無視して怪人は声を上げる。

「ぶんぶーん、デーリシャース。あなたのミルク最高に美味しいわぁ」

「み、ミルク!?」

「そうよ、私の毒におっぱいを犯されたらミルクが出るようになっちゃうのおいしいミルクがね。個人差はあるんだけど、あなたのは極上よ。たかーく売れるわね」

うれしそうにそういった怪人は針をひきぬくと、乳首の先端を指でグリグリと刺激した。

「一度通っちゃったら後はもうむりよぉ。ヴァージン捧げたら戻れないの。薬で柔らかくなった乳首は指も、おちんぽも飲み込むようになっちゃうんだから」

そう言った途端、怪人の指はにゅるりと音を立てて彼女の乳首の中に入り込んだ。

「ね?それじゃこっちも貫通式してあげる」

「ひ、いや……おねがい、せめてそっちだけわっはぁぁぁぁん♥」

「んんー、いい感度。あなたやっぱりこういう穴の才能あるのね。それじゃあ、ここも」

怪人は快楽に目を回しながらミルクを吹き上げるエンジェリオンを巧みにひっくり返してマングリ返しの姿勢を取らせるとその股間、尿道に針を突き立てた。

「にょほほぉぉぉん♥おしっこの穴まで処女奪われちゃったのォォォ」

「あれれー、奥にいっぱいおしっこが残ってるじゃない。頂きまーす」

「んひぃぃぃ、おしっこ吸わないでェェェェ」

「おややぁ、さてはスポーツ少女ねあなた。おしっこがとっても濃厚でクッサイわぁ」

「いやっぁ、そんなこと、言わないでェェ……」

「いいことよー、私この味大好きだもの。ふふ、それじゃあこっちの穴も広げといてあげないとね」

「あひ、ひぐぅん。指いやぁ……」

「大丈夫よ、すぐにぶっといバイブに変えてあげるから。高くかってくれる人が見つかるまでじっくり調教してあげる」

本来異物を受け入れるはずのない穴で異物を受け入れされる彼女は己のこれからの人生を想像し、絶望にくれた。

エンジェリオン危うし!? 脅威、スメリアン襲来

赤と青の戦士、エンジェリオンの前に表れた新たなる敵。
その名はスメリアン。
すべてを汚臭のそこに沈めてしまおうとする恐ろしい敵だ。
破廉恥な格好で汚臭を広げるスメリアン侵略兵を倒したエンジェリオンたちは、ついに敵のリーダーの前にたどり着いた。
むっちりとした美しいボディを全裸マントで惜しげも無く晒しだすスメリアンクイーンに二人はポーズを決め、指を突きつける。

「スメリアンクイーン!!お前たちの悪行、ここで終わりだ!!」

「あなたの放った侵略兵はすべて倒しました。おとなしく降参しなさい」

「くっくっく……おまえら、まさか侵略兵ごときが我らスメリアンの兵力の全てだなどと思っていたのか?それに、気がついていないようだな」

「な……何のことだ!?」

「そんな強がりが通じると思わないで!!」

「強がりなものか。アレらはその場で洗脳し調教し作り上げた即興の兵に過ぎぬ。その多くは、お前らが所属していた学園……たしか南之園学園といったかな、の生徒たちだよ」

「なん……だと……」

「そういえば……最近休みが多かったのって……まさか……」

「くくく、今頃気がついたのか?そうさな、中には我が手ずから調教してやったものもいたぞ。名をなんと言ったか……確か、陸上部とかいう集まりに所属していて……くくっ、お前にたいそうなついておったのだろうな。藤宮リオよ、捕まって堕ちるまでのほんの僅かな間、お前の名前をずっと叫んでおったわ……良い足裏臭がする娘だったぞ」

「まさか……みっちゃんが休んでいたのって……」

「くく、そうだ。確か、みなみとかいう名前……」

思い出したとスメリアンクイーンがこぼした名前に、エンジェリオンは勢い良く反応した。

「みっちゃんに、何をしたァァァァ!!」

エンジェリックストーンの力を借りて炎をまとった拳がクイーンにせまる。
しかしクイーンはその攻撃を容易く避けると、笑うような声色で問いかけた。

「知りたいか?」

「うおぉぉぉぉぉ!!エンジェリックバースト!!」

炎のきらめきを放つエンジェリオンを軽くいなしながら、クイーンは言葉を続ける。

「あの娘は非常に良い足をしていた、鍛えておったのだな。ハリつやよく健康的な足。そして、鼻の奥を突くような足裏臭。ねっとりとした汗が特徴的だったぞ。ふふ、だから我はなアヤツの足を鍛えてやったのよ。我らがスメリアンに相応ようにな」

「ルビー、焦っちゃダメ。怒らせるのがあいつの目的よ!!」

「サファイア……だめだ、ボクは……あいつを許せない!!」

「足裏をねっとりとマッサージしてな。スメリアンローションをたっぷりと塗って、それを刷り込むように……それからスメリアンの足裏臭を嗅がせその虜に……たっぷりとマンカスクリームを塗って化粧してやって……そして、立派なスメリアン侵略兵になった」

「!!」

「さて、お前らが倒した中に居たかな?」

「お……うぉおおおおおおおお!!スメリアンクイィィィィィィン!!」

怒りが頂点に達し、全身に炎をまとったエンジェリオンがスメリアんクイーンに突貫する。
回避不可能な速度で撃たれたその一撃を、クイーンはあっさりと受け止める。
そして。

「ふふ、じゃじゃ馬め。可愛いぞ。貴様も我の虜になるがいい」

大きく腕を上げ、腋を晒した。
その瞬間、圧倒的な汚臭が溢れだしエンジェリオンルビーを包み込む。

「ルビー!!」

助けにはいろうとしたサファイアの前に、幾つかの影が姿を表した。
目を隠しながらも鼻と口だけを出した前頭マスクを身につけ、局部を出したラバースーツを身にまとったその姿は。

「スメリアン侵略兵!?」

彼女たちが倒したはずの敵だった。

「くっ……」

両手にエンジェリックストーンの力を込める。
しかし、それはルビーによって止められた。

「だめ、だめだよサファイア。その娘達は、私たちの友達かもしれないんだから」

スメリアンクイーンの攻撃に膝をつきながら、彼女はサファイアにそういった。
だんだんと力が抜けていく、頭がぼーっとしていく。
エンジェリオンスーツがところどころ溶け、ヘルメットは消えた。
力は徐々になくなっていく。
脳を汚臭に犯されながら、彼女はサファイアに叫ぶ。

「おねがい……その子達を……みっちゃんを……」

そこまでいってエンジェリオンルビーはがくりと肩を落として、動きを止めた。

「ルビー!!」

その叫びに対しての答えはない。
ただ、ゆっくりとルビーが顔を上げた。
そして。

「ん……ふぁ……」

と、甘ったるい声を上げたのだ。
サファイアの位置からは見えないので気が付かなかったが、ルビーはクイーンの攻撃を受けた直後から己の股間に手を当て自慰を始めていたのだ。
サファイアと話をしながらもそれは無意識に続き……

「ん……ふ……臭い……ん、臭いよぉ」

すんすんと鼻を鳴らしながらスメリアンクイーンの放った汚臭を鼻に取り入れる。
脳が蕩けそうになるほどの汚臭は、同時に何故か変な気分にさせるのだ。
股間に手を当てて数度動かしてみると、面白いほどに気持ちが良くなった。
あまり性の知識がないリオは、自慰というのもほとんど経験がなかった。
それが、外部からの要因により強引に開花されていく。

「あっひ……くさいにおい、臭いのに、いい匂い。ん、ふ……ふあぁぁぁぁん♥」

スメリアンの、しかもそのクイーンが放った腋スメルは、リオという純朴な少女一人を性欲の汚泥に引きずり込むには十分すぎるほどの威力を持っていた。
よだれを垂らし、涙を流しながらリオは臭いを求め鼻を鳴らし自慰を続ける。

「んっふ、ひあ……もっと、モット気持ちよくなりたいの……」

もはや自慰の刺激だけでは足らなくなったリオは、もっと気持ちいい臭いを求め顔を上げた。
目の前には、笑みを浮かべて立つスメリアンクイーンの姿がある。

「よかろう、リオ……キスをせい」

大股を広げてリオの前に立ったクイーンは、両手で己の股間を広げた。
それだけで気絶しそうな臭いが周囲に充満する。
その匂いはリオを直撃し……壊した。
スメリアンクイーンの直の臭い、それもなかなか使われることないおまんこ臭。
耐えられるものではなかったのだ。

「んっひゅぅぅぅぅん♥くっしゃいのぉぉぉ♥」

蕩けた声を上げたリオは犬のように鼻を鳴らしてクイーンの股に近寄ると、顔を埋めてキスをした。

「ンムチュルルルルルルルゥゥン♥ンジュップンロップレロレロリィン♥」

舌を奥までつきいれ、そこに溜まっていたマンカスをたっぷりと顔で受け止めながらリオは音を立ててスメリアンクイーンにディープキスをする。
もちろん自慰の手は止まらない。
くちづけをしながら、己の股間を激しくこすり続ける。

「んふ、かわいいやつよ……お前はおっぱい臭が良いかと思っておったが……ふふ、お前は臭まんこがお似合いじゃな。たっぷりのマンカスが出るむっちりなモリマンに調教してやろうぞ」

「ラーブスメル、ラーブマンカス♥」

クイーンの言葉にリオは笑顔で答えた。
クイーンはぐいっと力を込めて、リオの顔にまたがっていく。

「あひゃぁん♥クイーン様のマンカスがお口に入ってオイシィいイイ。もっとくしゃくもっと気持ちよくぅぅ♥」



リオがスメリアンクイーンの魔の手にかかっているさなか、サファイアとて手をこまねいていたわけではない。

「お願い、あなた達。目を覚まして!!」

周囲から手を伸ばして掴もうとしてくるスメリアン侵略兵から逃れつつ、説得を試みていたのだ。
しかし、状況は芳しくない。
本当に言葉が通じているのかと思うほどに、反応がないのだ。
彼女は徐々に、壁へと追い詰められていった。

「くっ、仕方ない……」

気絶させるしかない、そう感じたサファイアは再び両手に力を込めた。
水のベールでおおった拳ならば、ダメージを与えつつも気絶だけに留めることができる。
エンジェリックストーンの力を借りてそれを実現したサファイアは、目の前にいる侵略兵を昏倒させようとして……手を止めた。
相手がふと妙な動きをとったのだ。
自分のマスクを脱ごうかとしているような動きに、訝しんで手を止める。
そして、マスクの下から表れた顔に、サファイアは息を呑んだ。

「先生……」

彼女の前に表れたのは、彼女の担任だったのだ。
いや、それは彼女にとってある種姉のような存在だ。
家柄も近く、幼い頃から遊んでもらった関係。
何度も面倒を見てもらって、学校でも世話になった相手。
その手が、伸びてきて……彼女の顔を覆うヘルメットに、触れた。

「あ、ヘルメットが」

その瞬間ヘルメットは音もなく消えてしまう。
動揺した彼女に、担任は手を伸ばし体を捕まえた。
そして、顔を近づけると……れろぉと音を立てるほどに唾液がタップリとなった舌でその鼻を舐め上げたのだ。

「ひぃっ、お願い。先生……お姉ちゃん!!」

はじめはその気色の悪さに悲鳴を上げたユリカだが、徐々にその唾液が異様な匂いを放っていることに気がつく。

「く、臭い……」

クラっとするほどの臭いにたじろいだ瞬間、周囲に居た侵略兵たちが飛びかかってきた。
侵略兵たちは立ち尽くすユリカにとりつくと、その体を舐めあげ始める。
両腋、両乳首、尻、股間、臍、そして鼻。
舌が付けられたところのスーツは溶け、地肌を晒していた。
そこをたっぷりの唾液が乗った舌でなめあげられるのだ。
しかも舐め上げられたところはどんどん敏感になってきていて、ユリカは上ずった声を上げることしかできなかった。

「んふぁ……や、やめ……」

ぴちゃぴちゃと水音だけが響く。
火照る体に冷たすぎるほどの唾液が彼女の体を撫で回した。
舐め上げられたところはジュクジュクと潤み、快楽を増していく。
体が作り替えられるような感覚にはじめは嫌悪しかなかったのだが。

「あ、ひ……ぁ、体中が、おまんこになっちゃったみたいなの……」

体全体で自慰をしているような感覚に陥るほど、彼女の体は作り変えられていた。
はじめは侵略兵をどかそうとしていた手の動きもいつしか抱きかかえるような、求めるような動きへと変わっている。
周囲から立ち上がる臭いも彼女の脳をとろけさせ始めていた。
彼女は徐々に、その体を侵略されていっていたのだ。

「あひは……くっしゃい臭い、気持ちい匂いなの……お姉ちゃんの臭い?」

光の消えた瞳で尋ねたサファイアに侵略兵たちは何も言わず頭をふった。
そして、ゆっくりと動きを止めるとそこから離れた。
快楽が逃げていく、そう悟った彼女は声を上げた。

「あ、ああ……お願い、行かないで。気持ちいいのも、臭いのも……」

しかし、侵略兵たちは戻らない。
一人残された彼女は、絶望に暮れ……なかった。
気がついたのだ、彼女を覆う臭いがなくなっていないことに。
そしてその匂いが、自分から立ち上っていることに。
侵略兵に舐め上げられた部分から、その匂いは立ち上っていたのだ。
鼻を近づけてみれば、間違いない、気絶しそうな臭いがそこから立ち上っている。

「あ……あひ♥」

彼女はそこに、臭い立ち上る臍孔に自らの手を当てた。
ぐちゅりと水音がして、異様な快感が体に走る。
それからゆっくりと、指を一本その穴に突き立てた。
ズブズブと沈み込むその指、もはや深さは、臍孔のそれではない。
だが、彼女が驚いたのはそこではなかった。
触るたび、穴をえぐるたびに体を駆け巡る快感にこそ驚き声を上げたのだ。

「おまんこぉぉぉ♥わらひのおへそ、おまんこになっちゃったのぉォォォ♥」

そう、それは確かに秘部が与える快楽に似ていた。
彼女は臍孔に指をつき立てながら、なめられた他の部位も触ってみた。

「あっひゃぁん♥全身おまんこぉぉぉ、私クッサイおまんこになっちゃったのォォォ」

どこもかしこも、かえってくる感触は本来有り得るそれではない。
自らの全身の匂いをかぎ、指でいじりながら絶頂を繰り返すユリカは、もはや壊れてしまっていたのだ。
そんな彼女のそばに、スメリアンクイーンが立った。

「くふ、よい臭穴便器となったではないか。スメリアンとしての適性はリオよりも低そうだと思っておったが。これは良い拾いものをした」

くつくつと笑った彼女は、己の股間を軽く弄り、そびえ立つ剛直を生やした。
異様な大きさと長さを誇るそれは、たっぷりとチンカスのたまった包茎チンポだ。

「さて、味見をしてやろう」

そう言うとクイーンは剛直をユリカの臍孔に押し込んだ。

「ああっふいぃいいいいん♥臍まんこ気持ちいいイィのぉぉおおお♥おちんぽ、おチンカスおいしいぃ♥」

「よい締め付け、よい臭いだ。くく、お前らも楽しめ」

クイーンの声に合わせて、周囲から新たなスメリアンが姿を現す。
誰も彼もがかつてヒロインと呼ばれた者たちで、股間には剛直を生やしていた。
そして、その剛直包茎ちんぽでユリカの全身を突き刺したのだ。

「むっふぉぉぉおおぉぉぉん♥」

もはや言葉にならない強制を上げるユリカに、スメリアンたちは満足そうな声を上げ腰をふる。

「ふふ、好評のようだ……リオ、化粧をしてやれ」



リオは、変わり果てていた。
エンジェリオンスーツはそのまま局部を隠さぬすメリアンスーツに改造されていたのだが、股間だけはスメリアンスーツと違って隠されていなかった。
全身にフィットするスーツは容易くその下にあるものの形を浮かび上がらせる。
浮かび上がった彼女の股間は、むっちりと山のように盛り上がった土手肉の形をそのまま映し出していたのだ。

「さあリオ、いや。スメリアンナイト・エンジェリオン。お前の特盛特濃盛りマンカスでこの便器を化粧してやるのだ」

「はぁい、クイーン様」

そしてリオは、誰も手を付けていなかったユリカの顔に己の股間をむっちりと盛り上がったモリマンを覆い被せた。
顔をまるっと覆ってしまうほどのモリマンにユリカは嬌声を上げる。
熱さ、心地よさ、そして何よりスーツの奥に眠る汚臭の臭いに気がついたからだ。

「あっは、リオ様。スメリアンナイト・エンジェリオン様私の、臭穴便器ユリカの顔にお化粧をして下さいませ。鼻穴まんこにたっぷりとマンカスを詰めてくださいませぇぇぇ」

ユリカの懇願に頷いたリオは、モリマンをゆっくりと左右に広げ、そしてスーツを破るようにとり払った。
その瞬間、中に蓄えられていた大量のマンカスが零れ落ちるように溢れ出る。

「もっふぁ♥」

顔を完全に覆われ呼吸すら困難になるという状況で、ユリカは歓喜の声を上げた。
顔全体を覆うマンカスはもちろん鼻穴まんこにもたっぷりと入り込み彼女の体を汚臭と汚濁で満たしていく。

「んん、ユリカユリカァァァ♥マンカスどお?ボクのマンカスむっちりモリマン気持ちいい?」

リオもガクガクと腰を振ってユリカの顔に股間を擦りつけている。
むりむりと溢れてくるマンカスは、当分は収まりそうにない。

「くぁあっはっはっは、いい光景だ。この瞬間が最高に心地よい、われに歯向かうヒロインどもが色情に満ちた顔で臭いに犯され腰をふる、この瞬間がな!!」

スメリアンクイーンはその光景に声を上げて笑った。
背後に立つスメリアンたち、かつてヒロインだった彼女たちも、このように汚臭に堕ちていったのだ。
かくしてまたひとつ、正義の心が汚臭にまみれ、穢れた。
スメリアンの進撃は止まらない。

探す者探し求めたモノ

街並みの一角に、洒落た雰囲気の喫茶店がある。
街並みにうまくとけんでいて、嫌味のない気品のある店だ。
しかしながら溶け込みすぎているのか、いまいち客足は良くないようだ。
今も女性が二人コーヒーを楽しんでいるだけだった。

「久しぶりですわね。西園寺龍美……それとも、パンチドラゴンと呼んだほうがよろしいかしら?」

いかにもお嬢様といった風情の金髪ドリルヘアな女性の言葉に、龍美は艶やかに首を振った。

「龍美でいいわよ、天野ミナモ。それともあなたも、ミルキィスターズ・ゴールドナイトとでも呼んで欲しいのかしら?」

「あら、わたくしはそれでも構いませんが?」

「やめておくわ、長いのよ。名前」

「名前は自らを表すステータスですからね」

「そうねぇ……」

大きな胸を重量感たっぷりに揺らしながら、龍美はコーヒーにミルクをおとしていく。
自分の胸から絞れるのではないかというほどの巨乳が机の上にのかって事故視聴していた。
ジト目でミナモを見ながら混ぜたコーヒーを傾けた彼女は、それで、と前置きしてから話し始めた。

「そっちはどうなの?うまくいっていのかしら」

「まあ、順調と応えておきましょう。基地は問題なく稼働していますし、人員も揃いつつありますわ。まあ、一番被害が大きいとはいえこのことに関して発起人である私達ミルキィスターズが一番状況が整っていないというのは、腹立たしい事実ではありますが」

「まあ、闇銀河団……ダークギャラクシーフォースだったっけ?っていうとんでもない規模の組織と戦ったんだもの。むしろ全滅していないことに驚いたものだけど……」

「それを言うならたった二人で狂畜党を壊滅させたあなた達にも驚かされましたもの。ともかく、こちらの方に関しては問題はないと言わせて頂きますわ」

そういってミナモは龍美に対抗するように大きな胸を反らせて。

「それで、あなたの方は?」

と龍美に尋ね返した。
龍美はいまいち言いづらそうにコーヒーを飲み干すと、小さな声で言葉を返す。

「芳しくないわね」

「あら、探偵ともあろうものが弱気ですわね」

驚いたような、皮肉ったような声。

「そうね、まさか私もこんなに見つからないなんて思わなかったもの。この報告会がなければ今も探しまわっていたいくらいよ」

「ふぅん、では虎子さんは今も調査していらっしゃるのかしら?」

「ううん、あっちは別件。ちょっと、気になることがあってね」

「気になること?」

「ああ、それについてはまだ何とも言えないから言わないわよ……でも、そうね一応きいておこうかしら。ねえミナモ、あなたこのシティがいつどうやってできたか知ってる?」

龍美の言葉にミナモは首を傾げた。
何を言っているのかわからないといったようすで。

「いえ……別に詳しく走りませんけれど……かつてあったこの国の首都が発展したのではないのですか?」

「やっぱそうよねぇ……ううん、なんでもなかったわ。気にしないで」

妙な空気で話が途切れてしまい二人はそのまましばらく何も言わなかった。
テーブルの上に並べられたケーキセットにフォークを突き立てるカチャカチャとした音が響いている。
先に一口食べたミナモが、目を丸くした。

「あら、おいしい」

「でしょ?ここはおすすめの店なんだから」

どこか誇らしげそういって、龍美もケーキを一口食べた。
そこから女性同士らしいかしましい会話に発展した。
当たり前に笑って、当たり前に語らって。
そんな当たり前の光景が、二人はとても尊いものであるように思ったのだ。

「……なんか、久しぶりですわ。こうやって友人と二人でお茶するっていうのも」

「そうね、虎子とは割とこうしてる気もするけど……なんだろう、すごい久しぶりに感じた」

何故だろうと自問し、きっと安らぐ、という感覚が久しぶりだったのだなと答えを出す。

「ワルサー軍団は強力ですわ……今日までどれだけの被害が出てしまっていることか」

「ええ、奴らの魔の手はきっとすぐにもこのシティの全てに届いてしまう。そうなってしまえば我々は奴らの手のひらの上で踊るしかなくなる」

「今こそ、すべての力を結集して戦わねばなりません……もちろん、彼女も」

「わかってるわ。奴らを倒すに、彼女の力は必要不可欠だもの。絶対に見つけ出してみせるわ……ディアクリスタルを」

「そちらの方はよろしくおねがいしますわね」

ミナモはそう言って席を立った。
帽子を目深にかぶると、龍美に軽く手を振って、

「それでは、またお茶しましょう龍美さん。それと、お会計よろしくお願いしますわ」

店を出ていったのだった。

「……あの金髪ドリル、金持ちでしょうに」

残された龍美は悔しげに伝票を握りつぶし、渋々と二人分の料金を支払った。



「……ドクター」

輝石はそう言って、天上に向かって手を伸ばした。
灯りの消えた薄暗い部屋の中でベッドに転がった彼女は、何度となくその名をつぶやいている。

「ダガークリスタル」

思い返すは先日であった、彼女を知っているという人たち。
美しい女性と、彼女に匹敵する力を持った戦士たち。
天井からぶら下がっている電灯の紐を伸ばした手で弄びながら、彼女はどこか嬉しそうにつぶやいた。

「初めて、仲間ができたよ……父さん」

君が戦うべき敵

「ドクター、何故です。何故あんな奴と協力なんて」

輝石を送り返した後、部屋ではダガークリスタルの一人が女=ドクターに詰め寄っていた。
それは先程彼女に向かって敵意の視線をぶつけていた少女だ。
強い意志を伺わせる瞳に、しっかりと揃えられた黒髪。
腰には一振りの刀が提げられている。
それは先刻、怪人に敗れていたディアクリスタルを助けたダガーに他ならない。

「あんな、弱くてみっともない奴なんていなくても。私たちは!!」

声を荒げる少女の唇に、ドクターは優しく人差し指を当てた。

「あなた達のことを考えてのことよ」

その指で、真っ赤な唇を優しく撫でながらドクターは言葉を続ける。
その指の動きに、目をとろんとさせながら少女は訪ね返した。

「ふふ、私はあなた達がとても可愛くて大事なの。でもね、あなた達がいくら強くても、これから戦う敵は一筋縄で行かない」

「ん……ワルサー軍団ですか」

「そう、もはやこのシティに残された唯一の大規模組織。ワルサー軍団、奴らはそう簡単に勝たせてはくれないわ」

世界最大の都市、シティ。
人類の光と闇を集めたこの都市では、不思議な事に特殊な力に目覚めるものが跡を絶たなかった。
力を得ればそれを使いたくなるのが人間というもので、それをいかなる方向に使用するかによってその性質は大きく二分されることになる。
正義と悪だ。
ヒーローと悪の組織、といったほうが正しいのかもしれない。
このシティの歴史は、そのまま正義と悪の戦いの歴史だったのだ。
始めの頃はその力を自らの思うまま、悪に利用する者が多かった。
それに対抗する正義の光は、まだまだ小さいものだったのだ。
一体どれほどの光が闇に飲まれ消えていったかわからない、しかし光は滅びることなく何度でも立ち上がって悪に戦いを挑んだ。

「でも、最近は悪の組織がどんどんなくなっていったんですよね」

「そうね、今から数年前を境にして悪の組織が急激にその数を減らしていったわ。その原因は未だに不明、それっぽい都市伝説ならいくつか聞くんだけどね」

「光の戦士の噂ですね。そんな、アニメやドラマじゃあるまいし」

「そうね。でも、火のないところに煙は立たないとも言うわ。あるいはそれが真実の一端をついているのかも。まあ、それはともかく」

徐々に統合、組織化され強大になっていく悪の組織たち。
いくつにもわかれたシティの区画で、悪の組織の影響を受けていない区画はないとまで言われていた。
そのころ特に強大な力を持っていた組織7つをあわせてビッグセブンということもある。
地中深くまで支配領域を広げ、女神の復活を行おうとした悪魔結社狂畜党。
人の尊厳を徹底的にいたぶる悪趣味な怪人たちが作り上げた享楽倶楽部。
人間を素材としか見ない加工能力をもった怪人たちが立ち上げた超時空株式会社TF加工。
他の追随を許さない圧倒的な規模でシティを支配しようとした闇銀河団。
悪による秩序を作り上げようとしたギルド。
一切表に出ることなくシティに最大の危機を招いたダークワン。
かつて正義の味方と呼ばれた者たちが悪に染まってできた7シスターズ。
これらビッグセブンを中心として、大小様々な組織が跳梁跋扈していたのだ。

「でも、この組織もヒロインたちとの戦いで敗れ、その姿を消していった」

「これほどの組織が全て数年のうちに消えていく、っていうのも不思議ですね」

「そうね、この頃から光の戦士の噂が流れ始めたことを考えると。あながち嘘ではないような気もするわね。でも、組織を失ったからと言って所属していた怪人たちが全て消えたわけではなかった、生き残った怪人たちも多く居たのよ」

寄る辺を失った怪人たち、いかに強力な力を備えていようとそれぞれが個別に行動していたのでは正義の味方たちに対抗できるはずもない。
そのためにできたのが、お互いを助けあうためのネットワークだった。
はじめは小さなネットワークだった、しかしそれがあらゆる生き残り怪人とのネットワークを作り始めるにいたってその形は大きく変わっていくことになった。
今までの戦いを生き抜いた強力無比な怪人、現代科学を超越するありとあらゆるテクノロジー。
本来集まるはずのないモノが集まった結果、そこに一つの最後にして最大の組織が出来上がったのだ。

「それが、ワルサー軍団」

「元の組織の幹部クラスだっているのに、いざこざなく綺麗にまとまってる不思議な組織ね。でも、その力はそこらの木っ端怪人でさえ普通のヒロインでは勝てないほどよ。能力や弱点の系統もばらばらで対応しずらいし……」

「でも、ドクター。私達ならどんな相手にだって遅れはとりません」

ドクターを見上げる少女の顎を優しく持ち上げて。

「そうね、私の自慢の子供たちだもの。きっと負けることはないわ」

でも、といってドクターはその赤い唇を奪った。

「んふ、でもね。万が一ってことがありえるじゃない。彼女、ディアクリスタルはあなた達を無事に勝たせるための当て馬ってところよ」

「ん……そう、なのですか……」

「そうよ、あなたの体はどこもあますところなく私のものなのだから」

そういってドクターは頬を染める少女を優しくベッドへ通し倒した。
少女はそれを受け入れ、やがて部屋に強制が響き始める。

「他の子達も呼ぶ?それとも、二人っきりがイイ?」

「あ、今日は、二人っきりがいいです」

オリジン

「ダガー……クリスタル?」

オウム返しのように聞き返す。
部屋に入ってきた三人を近くの椅子に座らせると、改めて輝石にむきなおる。

「そう、これが私の研究成果よ。不安定なホープクリスタルは、あまりに危険。無限のエネルギーを秘めているとはいえ、それを相手に利用されるようではかえって邪魔と言っていいわ」

その言葉に、輝石は手を自らの胸に当てた。
体の奥、心臓と半分融合しているホープクリスタルの脈動が、手に伝わってくる。
ホープクリスタル。
希望の結晶。
父が残した唯一のもの。
そして、彼女を縛り付けるもの。

「ディアクリスタルの戦闘記録は見たわ。巌博士が想定したスペックをほとんど下回っている。おそらく、敵が負けたくないと思っているからでしょうね。それを汲み取ったホープクリスタルが、その願いを叶えてしまっているのよ」

ディアクリスタル。
もう一人の自分。
忌々しい結晶の遣い。
自分を戦いへと駆りだす張本人。
研究の成果を披露するように語る言葉が、輝石の中に様々な思いを渦巻かせた。
断片的に浮かんでは消えていくイメージの数々は、自らが手にしてしまった力へ対する負の感情だ。
なぜ自分は、戦っているのだろうか。
そんなことさえ思ってしまう。

「だから私は、パワークリスタルを生み出した。ホープクリスタルより純粋な出力では劣るけど、その分扱いやすくなったの。持ち主本人の願いしか叶えないようになっているわ。そのことを考えたら、むしろ的に出力を下げられるホープクリスタルより強いかもしれないわね」

女の言葉は、聞こえている。
それが意味することも理解できている。
ただ、それでもなお心に思い浮かんだ光景の方が激しく脳裏をよぎるのだ。
炎と轟音、爆発。
熱が飛び交い、悲鳴と破壊を振りまいたあの光景を。
その中にあって。
『…………!!』
一つの言葉が鮮明に頭に残っているのだ。
光景とあいまって、それはまるで言葉が焼き付いているかのような印象を与える。


「そのパワークリスタルをエネルギー源にした強化スーツ。それがダガークリスタルスーツ。悪を駆逐し、世に平穏をもたらすための力」

ふと気づくと、女が目の前まで来ていた。
少しだけぼーっとした頭で、ぼんやりと見上げる。
見下ろす視線は挑戦的で、それはまるで、こちらを試しているかのような。

「だから、正直に言うわディアクリスタル。あなたはもう、戦わなくていい」

「え……?」

言葉の意味を反芻するように、呆然と呟く。
女の笑みが強くなった。

「弱いあなたは、これから私達に守られればいい。そう言っているのよ」

細い指が輝石の頬を捉える。

「知っているわ。あなたが何故戦っているかを」

甘い声が耳元で。

「ねえ、本当はそんなことしたくなんてないのに」

彼女の脳を揺さぶるように囁いた。
言葉は反復し、彼女の中で大きな存在になっていく。
まるでそれは従わなければならない言葉であるようで、重圧のように彼女に重くのしかかった。
ああ、と頷いてしまいたくなる。
いや、そうしてしまえばいいのだ。
一体何のために戦っているのか。
一人だけ危ないことをして、一人だけ大変な目にあって。
犯された回数なんて数え切れない。
もはやまっとうな人間でありえないような犯され方だって日常茶飯事だ。
なぜわざわざ自分からそんな苦しみを背負っているのか。
思い返すまでもない、それは確かに自分で選んだはずの道だったから。
頭はまだどこかぼんやりとしている。
眼の前にいる女の瞳は吸い込まれそうなほどに暗く、深い。
底知れぬその闇が、かえって意識を覚醒させた。

「私は……戦いますよ。これからも」

しっかりとしたその言葉に、女は驚いたようだった。
笑みを崩し、彼女の顎から手を離す。

「……そう、少し驚いちゃった。あなたはまだ惨めに怪人に犯されに行くの?」

「いいえ、怪人をやっつけにいくんです」

迷いのないその言葉に虚をつかれたかのようにきょとんとした表情を見せた女は、堪え切れなくなったように吹き出した。

「あっはっはっは!!そう、そうよね!!戦うからにはやっつけるのよね!!」

そんな彼女の様子が珍しかったのか、背後に座る3人は一様に驚いた表情をみせる。

「ごめんなさいね……なんていうか、久しぶりにこんな気持ちになって抑えられなかったの……ふぅ、ひぃ……もう大丈夫……あなたの覚悟は分かったわ。そして……あなたの意思を無視するようなことをいってごめんなさい。あなたも一人の戦士だったのね」

笑い過ぎで目元に浮かんでいた涙を拭った女は両手で輝石の手をとった。

「でも、あなたの気が向いたらでいいから。あなたのメンテナンスをさせて欲しいの。メンテナンスっていうのも変な言い方ね。体調管理、って言ったほうがいいかしら?あなたのことをもっと知りたいし、それにあなたが協力してくれるなら私の研究ももっと進むと思うから」

その申し出に少しだけ逡巡するが、頷いてその手を握り返した。
女はそれに微笑みを返して、

「ありがとう。これからよろしく、私とそれから彼女たちもね」

そう言われて、輝石は背後に座る三人へ振り返った。
三者三様という言葉がそのまま似合う風貌の彼女たちは、これまた三者三様な視線を軌跡へと向けていた。
興味、無関心、敵意。
もはや珍しいものでない視線をぶつけられながら、輝石は三人に向かってペコリと頭を下げた。
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