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名前を奪う首輪

「うっくぅ、この、幻想郷の管理者八雲紫がっ、お前みたいなゲスにっ!!」

体の底から搾り出すような声を出して、紫はすごんだ。
常人であればそれだけで失神しかねない迫力だが、それは彼女に覆いかぶさる男にはまったくもって聞かないようだった。
男は鼻で笑って、腰を突き出す
男は八雲紫の、大妖怪の豊満な体を堪能していた。
どんなに身体を捩っても、男のごつい腕から逃れることはできず、彼女の体は汚い男の体液に汚されていった。
彼女の首につけられた無骨な首輪が、彼女の自由を奪っていたのだ。

「このっ!!これがなければ。この八雲がっ!!」

豊満な乳肉を舐りながら、煩わしそうに男は顔を上げた。

「さっきから八雲八雲って、うるせぇなぁ。お前の名前なんてポチで十分だ!!どうせお前はこれから俺に変われる犬なんだからよ!!」

その言葉に、彼女は跳ねるように顔を上げた。

「なっ!?」

顔を真赤にして、怒りを露にする。

「この幻想郷の管理者の名を・・・?あれ、私の名前・・・あれ?」

いかれるままに言葉を返そうとした彼女はしかし言いよどんだ。先程まですがるように叫んでいた己の名を、思い出せなくなったのだ。

「げへへ、お前の名前はポチだって言ったろうが」

男は彼女の首輪に手をかけて言った。
そこには名前を書くための部分があり、ポチと汚い字で描かれている。先程までそこには、八雲紫という彼女の名が浮かんでいたのだが・・・

「あれ、わたし。ポチ?幻想郷の、大切な役目を持っていた気がするのに。ポチ?私はあなたのペットなの?」

「ああ、そうだ」

どこか不安げな表情を見せるポチにニカッと笑った男はその頭を嫌に優しく撫でた。
紫はそれに背をぴんと張ると、まるでまたたびをかがされた猫のように甘く喉を鳴らせた。

「そうだ、それでいい。お前はそのでかいケツと肉厚マンコで俺に奉仕する肉犬なんだからな」

その言葉に、何故かポチは嬉しそうに尻を振ったのだった。

「紫様!!」

黄金に輝く九尾を持った従者がその小屋に殴りこんできたのは数日後だった。
しかし、主をたすけにきた彼女が見たのは。

「くぅん・・・紫って誰?私はポチよ」

ケツ穴に犬の尻尾のような大きな張り型をハメられ全裸で四つん這いのまま彼女を見上げる元主の姿だった

「紫、さま?」

息を飲んで彼女に近づいた従者は背後に首輪を構えて立つ男に気がつかなかったのだった。


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名前を奪うっていいよね

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